大阪には行きたい美術館がいくつかあります。
そのひとつが、
大阪市立東洋陶磁美術館。
焼き物(陶磁器)専門の美術館です。
安宅さんという方の個人コレクションが
基礎になっています。
・・・という程度の認識でした。
昨年、NHKの日曜美術館で取り上げられ、
安宅産業と創業者一族のひとり
安宅英一氏について知ったのです。
『美の猟犬ー安宅コレクション余聞』(伊藤郁太郎)
安宅英一のもとで、陶磁器収集に尽くした
伊藤郁太郎さんの回想録です。
’猟犬’とは恐ろしげな表現ですが
コレクターの執念と高い美意識とは
なんとも理解しがたい、奥深いもののようで
そこを耐えしのぎながら長年仕えてこられた
伊藤郁太郎さんという方がまた、
安宅英一の薫陶を受けただけある
素晴らしい陶磁器の理解者なのです。
わたしは、どちらかというと
この著書の大部分を占める回想よりも、
安宅コレクションの図録に収められた
中国青磁や
高麗青磁、
李朝青花に目をうばわれました。
更に対談や、随筆を通して語られる
陶磁器の魅力は、
今までわたしのなかでもやもやしていた疑問を
ふっ切ってくれるものでした。
中国の陶磁器は、どの時代のものも完成度が高く
今となっては二度と作成は不可能といわれています。
いわば失われた絶品ぞろい。
どんな凡人も、中国陶磁には目を瞠ります。
(自分のことです)
朝鮮陶磁は、どうかなぁ。
よくもあり、そうでもなし。
でも「日本民芸館」で朝鮮陶磁を見ると
なんだか自分が嫋やかになったような気がしてきます。
そんな程度のわたしは
やっぱり素人でした。
土と炎が窯変する焼き物を鑑賞するには
絵画や彫刻とは一線を画する
孤独で繊細な感性を必要とするようです。
安宅英一さんは、陶磁器鑑賞における精神性を
復活させた人。と本書では言っています。
ハードルは高そうだけど
ますます行ってみたい。東洋陶磁美術館。
テーマ:本読みの記録 - ジャンル:本・雑誌
- 2012/05/01(火) 21:56:03|
- ハ行
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大変です。ご近所の公園でカタクリが満開になっている。

むらさきの絨毯。
かなり密生して咲いていますが
いかにも野草園のカタクリという感じ。
あそこへ行けば
もっと自然なカタクリの群生が見られます。
駆けつけました。

丘の斜面に賑わうカタクリ。

かなり
野生なので、
お気に入りの秘密の花園なんですが
ボランティアを募って、笹狩りなどをしているそうです。
地道なお世話あっての
美しい花なのでした。
(わたしは見るだけ。すみません)

藻岩方面の山々。
ランニングコースで走る人たち、
犬のお散歩の方々、
二輪車で走るこどもたち。
市民の憩いの公園です。
- 2012/04/28(土) 22:59:11|
- 季節の花
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