十五夜をすぎて少しずつ月の出がおそくなってきた。
今夜も闇夜に冴えているお月様。
耳を傾けると静かに響く虫の声。
時節柄なのか、今日はじめて ’月の礼拝’というヨガを
ならいました。
裏’太陽礼拝’でしょうか。
太陽を拝むときは白日堂々と。
月は夜ですから、ひっそりと・・・、でも、その夜、というのが
またちょうど良い今頃です。
世界には、太陰暦を用いている人々と、太陽暦を用いている人たち、
両方あるのだと聞いて、今更ながら驚いたことがあります。
イスラム圏の国々では現在でもヒドゥラ暦のような
月の運行を中心とした暦で暮らしているそうです。
地理的に砂漠地帯で昼間の暑さの厳しい地域は
太陽の運行を観察するより、夜間の月の観察の方を
好んだ、って、そうでしょうとも。
国旗に星と月が入っている国の多くは、暑さの厳しい
イスラムの国だそうです。(ちょっと大雑把だけど)
女性からみると、月の動きで生活するというのも良いかも。
なかなか魅力的に感じたのでした。
もう、18年も前のイギリス映画『
シェリタリング・スカイ』。
封切りの時には、ベルトリッチが・・くらいしか記憶なく、
ポール・ボウルズ原作と聞いてもなかなかケーブルTVでも見る機会なく
最近になってやっと、
デブラ・ウィンガーの最後の映画!
と思って観ました。
やけに緊張感のある映画で、
どうしてポートとキッドは旅に出なければならないのか、
あげくにポートが熱病で死んでしまうのに、なんと無策な二人なのか、
キッドの虚無と孤独は砂漠の男なら癒せるのか、
なんとも不可解なのだけど、
なんだか深く胸に突き刺さって 忘れない一本になってしまった。
茫漠と広がるあの砂漠の光景が、
全ての疑問を干からびさせてしまう。
そして、あの夜の月!
度々出てくる夜のシーンで生き返ったような気持ちになる。
砂漠に生きる人々に、命を与えていたのは月だったのだ。
- 2008/09/18(木) 23:51:35|
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